肌のでこぼこの原因の化粧がやめられない理由

悪いとわかっているのに化粧しつづける人たち

 

大半の女性は美肌になりたいといって、何らかの化粧品を毎日せっせと肌に塗っています。

 

そういった人たちは、一見、化粧品で害を受けることなく、肌の健康を良好に保っているように思えます。

 

しかし、顕微鏡でみると化粧品成分の入りこんだ毛穴が炎症だらけになっている場合もあります。

 

肌が健康なままの人は全体のわずかI〜2割で、じつに8〜9割にものぼる人たちが毛穴が炎症だらけになっているのです。

 

肌トラブルを抱えながら、それに気づかないまま、化粧品を使いつづけていることは大きな問題です。

 

化粧品の使用をやめるように勧めるお医者さんは患者さんに、炎症だらけの皮膚を顕微鏡でみせながらいいますよね。

 

「今、使っている化粧品が炎症の原因である可能性が高いので、2〜3週間化粧品をやめてみてください。そして、次回の受診時に炎症がよくなっているか、悪化したか、変わらないのか、顕微鏡で調べて今日の結果とくらべてみましょう」と。

 

ほとんどの場合、使っていた化粧品をやめれば、数週間後に炎症は改善されるので、患者さんは、毎日顔にぬりつづけてきたものが、自分の肌をこわしていたことを悟ります。

 

しかし、それでも化粧品をやめようと考える人は少なく、多くは他の害のなさそうな化粧品をみつけてきて、つけはじめます。

 

そしてまた、毛穴は赤く炎症を起こします。

 

このような人は、これを何度かくりかえしているうちに、ようやく、化粧品は毎日つけないほうがいいのかもしれないと考えるようになります。にもかかわらず、たいていの人はそれでもなお、何かを顔につけないと不安でしょうがないのです。

 

多くの女性たちは、美肌になるため、美肌をキープするためには良い化粧品を使わねばならない、という化粧品メーカーの主張をくりかえし、くりかえし聞かされてきて、さらに雑誌などでも読まされてきました。

 

この化粧品メーカーの長年にわたる「マインドコントロール」を解くのは、至難の業ですね。

 

 

肌をけなされると全否定された気分になる

 

お医者さんに「あなたの肌は老化・乾燥しているので、これからは、基礎化粧品は使わないようにしてくださいね」と言われると、ほとんどの女性がこの言葉に強い衝撃を受けるようです。

 

無理もありません。老化した肌だといわれただけでも傷つくのに、お金と時間と手間を費やしてきた長い歳月を、そして努力の日々を、否定されるのですから。

 

中には「自分が全否定された気がします」といって怒った女性もいるそうです。

 

肌に良いとずっと信じてきた化粧品をやめるとなれば、不安や迷いや葛藤があって当然です。

 

しかも、化粧品の使用をやめたばかりの頃は、肌の乾燥がひどくなったように感じるのがふつうです。

 

なぜなら、それまでずっと化粧品によって皮膚のバリアをこわしつづけてきたので、本当は極度の乾燥肌になっています。

 

それを、化粧品をたっぷりつけて、肌の表面をべタベタ、ギトギトにすることで、うるおっていると錯覚していたのです。

 

化粧品のべたつきで乾燥をごまかしてきたわけですから、それをやめれば、新しい健康なバリアが回復するまでの間、乾燥感があるのは当然なのです。

 

実際には化粧品を使うことによってかえって肌を傷めていたのです。

 

化粧品の使用をやめると、しばらくは肌は乾燥した感じになり、人によっては粉をふいたりします。

 

そのため、前にも述べたように、言葉は悪いけれど、麻薬患者がクスリを求めるように、また大量に化粧品をつけたくてたまらなくなるのです。
その時期をなんとか乗りこえれば、肌はやがてかならず健康をとりもどして、乾燥もおさまってくるのですが、残念ながら辛抱できずに脱落してしまう人が少なくありません。

 

この時期に、どうしても何かつけたい場合は、微量のワセリンやトップページで紹介しているリプロスキンは少量ならつけても大丈夫だと思います。しかしそれ以外ですと、元の木阿弥になります。

 

このシンプルな方法に慣れてくると、化粧品を大量に肌につけることに抵抗感を覚えるようになり、体も心も、あともどりできなくなるはずなのですが……。

 

わかっていても化粧品を手放せない

 

じつは私も化粧品を使わないスキンケアをはじめてみたものの、実際にはなかなか受けいれることができなかったのです。

 

だいたい、それまで化粧品に頼りっきりだったのに、いきなり「化粧品はやめましょう」ですから、すんなり受けいれろといっても、無理な相談ですよね。

 

しばらく我慢してみるものの、そのうちたっぷり化粧品を使ってしまうという状態でした。

 

化粧品で炎症を起こしているのを友達がみて、「ぶつぶつができてるじゃない」と言われた時には、

 

「なんにもつけないと、粉をふいたみたいになっちゃって、小ジワだらけになるんじゃないかと心配」とか勝手な言い訳をしていました。

 

たしかに、そんなスキンケア法をしている人は、ほとんどいませんでしたからね。

 

それでも「そのうちかならずきれいになるから、もうちょっとがまんして続けてみよう」などと自分を励ましつつ頑張って化粧品はなるべく塗らないようにしました。

 

そのかいあってか、2〜3年かかってようやくたっぷりの化粧品で肌トラブルを隠す必要がなくなりました。

 

以来、ずっとポイントメイクだけで、ファンデーションもほとんどつける必要がなくなりました。

 

スキンケアはリプロスキンを軽くはたくだけです。

 

この化粧品はつかわないスキンケアを実行するようになってかなり経ちますが、最近はずいぷんとキメがこまかくなり、じつに健康な肌になりました。

 

はじめた頃を思いだすと、最初の数か月間、本当にこんなやり方でいいのかと疑問が頭をもたげてきました。

 

以前はたくさん化粧品を買っていましたが、高価な化粧品も、今は1本もありません。

 

「きれいな肌になってうれしい!しかも簡単でいうことなし!」

 

今では嬉しい限りです。