肌のでこぼこを治すために化粧品をやめる

化粧品をやめれば肌はきれいになる

化粧品をやめればキメが整う

 

ボロボロの干からびた肌をした女性がなぜこれほどまでに多いのか?

 

ボロボロの干からびた肌をした女性の中には、何をつけても肌が赤くなってしまう女性たちがいます。

 

一般に敏感肌と言われている人達です。

 

マイクロスコープで見てみると共通点があり、そういう女性たちの肌はキメが荒かったり、ほとんどなかったり、肌が乾燥しきっている状態なんです。

 

お肌の乾燥が激しくて悩んでいるということは、肌表面の潤いを保ち、水分の蒸発を防ぐための保湿膜が壊れているということです。

 

保湿膜にはバリア機能もあるので、さらに肌を外側からの刺激から守るべきのバリア機能も働いていないということになります。

 

バリア機能が壊れていると、化粧品が皮膚の中に直接的に入りこんでしまったり、刺激によって炎症が起きてしまい、肌が赤くなってしまいます。

 

どんなに肌にいいと言われている化粧品をつけても肌が赤くなるのですから、そういう人たちは、しばらく化粧品を使わないで様子をみるしかありません。

 

そこで、まずは1か月間、ファンデーションやチークやパウダーもやめるようにします。

 

1か月後にマイクロスコープで肌をみると、何もつけなかった人たちは全員、キメが再生して、肌の乾燥感や洗顔後のつっぱり感もなくなっていました。

 

いっぽう、キメが改善していない人や悪化している人たちは、決まって、何かをつけた人たちでした。

 

ところが、何もつけなかった人たちも、肌の乾燥がおさまって、キメができてきたと知ると、安心してしまいます。

 

治ったと安心して、また化粧品を使いはじめてしまいます。するとやはりまた、すぐに肌が赤くなる症状が出てしまうのです。

 

マイクロスコープでみてみると、化粧品を使い始めると、また前のようにキメが浅くなっていて、洗顔後につっぱり感もあり、もとの悪い状態に戻ってしまっています。

 

 

化粧品をやめれば、炎症が消える

 

肌のキメだけではなく、肌の炎症も気になりますよね。

 

敏感肌の人たちは、ほとんどの人の毛穴のまわりに炎症が起きている傾向があります。

 

肉眼ではみえないので、本人は気づいていないのですが、毛穴という毛穴はすべて炎症でまっ赤になったり、茶色になったり、クレーターのように大きな穴があいたりしているのです。

 

その多くは、昨日、今日できたものではなく、長い期間、赤くなったり治ったりをくりかえしてきた炎症のようでした。

 

それらの炎症も、キメの再生と同じ経過をたどりました。

 

つまり、化粧品をやめて1か月後の肌では、毛穴の炎症も劇的によくなっているのに、化粧品をふたたび使いだすと、不思議なことにまた悪化しているんです。

 

化粧品を使用するのをやめたら、キメも炎症も良くなって、再度つけはじめると悪化するんです。このことはマイクロスコープの画像がはっきりと示しているんですよね。

 

それからもうひとつ、病院で出してもらった化粧品を「たまたま切らしてしまって、2か月つけていないんです」などという人の肌の状態がとてもよくなっていたのに対して、きちんとたくさん使いつづけた患者さんの肌は、状態がとても悪かったのです。

 

肌の状態を悪くしている「犯人」は化粧品なのか、あるいは、化粧品の使い方なのか、そのどちらかしか考えられません。

 

その答え、「両方」なんですよね。

 

それにしても、化粧品を使うとなぜ、どのようにして肌は乾燥したり、炎症を起こすのでしょうか。

 

 

何歳からでも肌は美しく再生する

 

肌を美しく再生するスキンケアの大原則は、「肌に害のある行為をやめる」ことです。

 

つまり、肌の害になるものをいっさい肌につけない、使わないということをします。

 

具体的に何をするかというと、ファンデーションやチークやパウダーなどのベースメイクを全部やめます。

 

この方法をすすめても、今までのスキンケアの常識とあまりにちがいすぎて、突飛すぎて信じられないという方がたくさんいます。

 

でも、肌のトラブルや皮膚病になって皮膚科を受診したときに、まっとうな医者がどのようなスキンケアをすすめるか考えてみてください。

 

症状が重症なほど、化粧品類の使用の中止を指導されるはずです。

 

そして、おそらく「どうしても皮膚に何かつけたいときには、オススメの化粧水やワセリンをほんの少量つけなさい」といわれるでしょう。

 

肌に特別なものは何もつけないというこの方法は、特別なスキンケアなどではありません。ずっと昔から肌の治療や肌の再生力を最大化するためのケアなんです。医学的には常識的なことなんです。医学的というか肌のケアの基本的な方法なんです。

 

乾燥肌、敏感肌はもちろんなのですが、アトピーの人や、ニキビでずっと悩んでいる人にも、アレルギーで苦しんでいる人にも、ぜひとも試してもらいたい肌をケアする方法なんです。

 

年齢、性別も関係ないですし、肌質も関係ありません。男性でも女性でも、10代でも20代でも、40代でも、70代、80代でもかまいません。何歳でもはじめられます。

 

これまで色々な人たちにこの方法をすすめてきました。多くの女性が悩まされている乾燥肌にはもっとも効果的なケアであること、そして、年々確実に肌が健康で美しくなることは、すでに実証ずみです。

 

 

 

基礎化粧品は麻薬のようなもの

 

どんなスキンケアでもすべての人を100パーセント満足させることは不可能です。

 

私のすすめるスキンケアも試してみたけど自分には合わないからと、途中でやめてしまう人は少なくありません。

 

そういう人たちは、肌が乾燥しているため、毎日何らかの成分を皮膚にぬりつづけていないと、肌の調子が保てず、悪化しているように感じられるので、化粧品がやめられないのです。

 

よくテレビや広告などで見かける化粧品をぬると、当然つややかで、しっとりした感触になりますから、かなり乾燥した肌でも、絶好調の肌と錯覚させられます。

 

化粧品には、肌を健康にみせる強力な薬のような効果があるのです。しかし、成分を見ると肌のためにならない成分も含まれていすんですよね。

 

そのため化粧品をつけるのをやめれば、洗顔後すぐに肌がつっぱり、粉をふき、ひび割れしそうになってしまいます。

 

そこで、あわててまた化粧をする。すると、あら不思議、うるおいのある、ぷりぷりの肌に旱変わりです。

 

化粧品をつけずにはいられない肌になっているのです。

 

これはもう、アルコール依存症ならぬ「化粧品依存症」です。

 

極度にダメージを受けた肌を、化粧品という麻薬でごまかさざるをえないのですから。

 

このような女性の肌は肉眼では一見、健康そうです。が、マイクロスコープでほおの皮膚を拡大して調べると、ほとんど例外なく、肌の表面のキメは浅くなって、鉛筆で描いたような線になっていたり、消失したりしています。

 

それだけではありません。毛穴が赤く炎症を起こしていたり、炎症後の色素沈着を起こして茶色くなっています。

 

顔全体が赤くなれば、今つけている化粧品が肌に合わなくて皮膚炎を起こしていることがわかるのですが、そこまで強烈な反応を起こさない、軽度の皮膚炎では、毛穴をマイクロスコープで観察しなければわかりません。

 

しかし、このような軽度の炎症や乾燥でも、毎日つけつづけていると慢性化して、しだいに重症の乾燥肌、敏感肌に発展し、ひいては、赤ら顔からくすみ、シミ、小ジワ、大ジワヘとどんどん肌が老化していき、ますます化粧品に頼らずにはいられなくなるというわけです。

 

1日も早く化粧品を断つべきです。結婚式など特別な日を前に、たとえば、ヒーリングやパックといったスペシヤルケアを加えてケアをおこなえば、いつもよりもいっそう肌が美しくみえるでしょう。

 

しかし、それはたまにするからいいのであって、毎日続けたら皮膚の状態は悪化してしまいます。

 

毎日、最大限美しくみえるように大量にぬりつづけていたら、肌はしだいに健康ではいられなくなります。

 

そして、肌が不健康になると、やめることができなくなり、化粧品でカモフラージュしつづけなければならなくなります。

 

皮膚にぬっていれば、美肌にみえて、とても気持ちよく生活できるのが化粧品です。

 

ところが、それらはときとして、アルコール依存症や麻薬患者と同じような状態を引きおこすのです。